2020年は牛の旨味にこだわりたいです。
肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の店主森川です。
寒さがいちだんと厳しくなってきておりますが、皆様体調はいかがでしょうか?
僕は体調が優れないなと感じた時は食事に生姜を取り入れ身体の中から温めるようにしています。生姜、ニンニク、唐辛子この3つのおかげで体調を崩す事もなく毎日カレーを作らせて頂いております。
さて、今回の話題は牛肉のカレーです。
世の中には美味しい食材は多々ありますが、僕は牛肉が大好きです。肉汁滴るステーキや炭火で焼いた焼肉や濃厚なコムタンスープはもうたまりません。
食べる度に
「その肉感や味わいをカレーで表現出来ないものか?」
と常々思っています。
例えばゲンコツや牛テールで深い味わいの出汁を取り、その出汁を使ってスープカレーにしたら・・・。どれだけ美味しいカレーになるかを想像するだけで、お腹がなります。
ゲンコツや牛テールから出汁を取る為には長時間煮込まなければなりません。血抜きをして、下茹でを行い余分な脂を落とし、とろ火で約6時間コトコトと煮込み続ける事で出汁は完成します。出汁を取るだけで6時間というのはかなり大変ですが、時間がかかる事を承知の上で、こだわりを突き詰めたら・・・。
今まで自分のカレーに対して漠然と感じていた、物足りなさを払拭出来るようなカレーを作りますのでご期待下さい。
来月は丁稚カレーの第四弾です!!
こんにちは!肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の丁稚です。来月の期間限定メニューは僕が担当させて頂く事となりました。
今度の丁稚カレーはこれまでと考え方を少し変えまして
「鶏と合うお豆のカレー」
をテーマに作りました。
これまでのように
「お豆を主役に作る事」
ではなく
「お豆で鶏の旨味を引き立てる事」
を重視して作りました。
今回は昨年ご好評いただいた実家の緑豆とレンズ豆の二種類の豆を使っております。緑豆を一緒に煮込む事で豆の旨味が鶏の味を際立て、えもいえない風味を醸し出しております。
今回で僕のカレーは第四弾となります。相変わらずギリギリまで悩んでしまいますが、時間が許す限りもっと美味しく仕上げますので、もう暫くお待ち下さい!
*写真は現時点でのものです。
1月の期間限定メニューはいかがですか?
肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂店主森川です。
1月限定メニューの
「甘エビのビスクとアサリのあいがけカレー」
は、もうお試し頂けましたでしょうか?
今回は甘エビのビスクカレーを作る工程に時間をかけるあまり限定数での販売になってしまいましたが、手間暇かけただけの味は出せていると思っています。
簡単にレシピを公開しますと
①甘エビを焦がさないように、水分が無くなるまで丁寧に炒める。
②炒めた甘エビをミキサーで細かく粉砕する。
③粉砕した甘エビをセロリ、人参、玉葱等の香味野菜と共にアクを取りながら煮込む。
④十分にエビの出汁が出切ったら裏ごしする。
⑤スパイス類を焙煎し、スパイスオイルを作った後ミキサーで粉砕する。
⑥スパイスオイルを使いみじん切りにした、ニンニク、生姜、トマト、玉葱、セロリ、人参等を炒めソフリットを作る。
⑦エビの出汁にソフリットとパウダースパイス類を加え更に煮込む。
⑧全てが溶けトロミが付いたら塩、胡椒、ローズマリー、タイム等を加え味と風味を整える。
言葉にすると簡単に見えるかもしれませんが、時間にすると約6時間程かけて甘エビのビスクカレーは完成します。さぼてん食堂史上1番手間をかけた一品である事は間違いないです。
さぼてん食堂の自信作を是非今月中に1度はお召し上がりになってみて下さい。
元旦から一泊二日で、九州旅行に行って来ました。
こんにちは!肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の丁稚です。
神戸から鹿児島まで飛行機で向かい、鹿児島空港から妻の実家である熊本県の多良木町という場所にレンタカーで向かいました。
午前中に鹿児島に着いたのですが、熊本の親戚の方々には夕方頃合流する予定だったので、移動中車で桜島の見える漁港に寄り道し、少し釣りをしました。超小さいカサゴが釣れ、魚と山の景色に心が癒され満足です。
夕方前に実家に到着し親戚一同の方々にご挨拶し、みんなで食事をしました。馬刺しが食卓に並ぶのは初めてで、鮮度も良く、肉の脂もしつこく無く凄く美味しかったです。
その後は近所の温泉に行き、リフレッシュし1日目を終え、翌日は隣家の親戚の所へ畜産で飼育されてる牛を見に行きました。近くで見ると予想より大きく、数も沢山居たのでちょっとビビりました。
その後近所をぶらぶら散歩し、気付けば夕方になり妻の実家の方々と別れ鹿児島空港に戻り、大阪に帰宅しました。
二日間共天気は雲もほぼ無く、超快晴で気温も暖かく、過ごし易かったです。
以上が丁稚の九州旅行でした。
明日からさぼてん食堂の今年度の営業が始まります。今年も皆様宜しくお願い致します!
令和二年の幕開けです!
新年明けましておめでとうございます。
肥後橋のカレー専門店さぼてん食堂店主 森川です。
2019年は
「ぴあ 究極のカレー殿堂入り」
を筆頭にカレーイベントへの参加、そして丁稚の結婚etc・・・カレーを通じて、色々な方達と交流を持つ事が出来た貴重な一年でした。
今年の干支である子年の中には、変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態という意味合いが含まれているとの事で、仕事も私生活も含め、今まで培ってきた中から何かを生み出す一年としたいと思います。
2020年はさぼてん食堂の新たな変化にご期待下さい。どうぞ今年もさぼてん食堂を宜しくお願い致します。
店主。
店主森川です。今年も色々とありました。
肥後橋のカレー専門店さぼてん食堂店主 森川です。今年は色々ありすぎて、目の回るような1年でした。
【1月】
・2019年最初の月替わりメニュー
「ほうれん草と牡蠣のキーマカレー」が生まれ、驚く程の大ヒット作となりました!
裏話としては、牡蠣とカレーのバランスを取るのが上手くいかず、大晦日からずっと店こもってひたすら試作を繰り返していました。正月を迎えた明け方にようやく完成したカレーだけに、大ブレイクしてくれた時は、苦労が報われたなと泣きたくなる程の嬉しさでした。
【2月】
・月替りメニューと致しまして、丁稚の処女作
「お豆とローストビーフのカレー」を発表出来ました。
丁稚の実家の完全無農薬で育てられた緑豆を使った、豆の美味しさが際立つカレーで、丁稚のお母さんも凄く喜んでくれた親孝行カレーとなりました。
【3月】
・「ほうれん草と牡蠣のキーマカレー」をまた食べたいとの要望にお答えして、月替りメニューで再登場させました。
【4月】
・月替りメニュー「牛タンスパイスカレー」。
当初牛タンスープカレーとの名前で出していましたが、スープカレーにしてはスープの量が少ないと言われて名前の変更を行った反省と改善の月でした。
【5月】
・月替りメニューで丁稚2回目の新作。
「激辛!お豆と目玉焼きカレー」発表。
でしたが、激辛はあまり受け入れてもらえず残念な結果となりました。
【6月】
・ワナイートカレー参加!
カレーイベントは初参加で緊張しましたが、色々と勉強になりました。
・月替りメニュー
「イカとアサリと鯖のシーフードカレー」で
イカのカレーは特に高評価を頂きホッとしました。
・そしてそして
「ぴあ 究極のカレー」で
【殿堂入り】致しました!
今まで僕らは総合グランプリを目指して新作の研究とブラッシュアップを続けてきただけに、殿堂入りという事実は嬉しい反面、1番の目標がなくなってしまいました。戸惑いや悔しさや喜びや色々な感情が入り混じりモヤモヤとしたどうして良いかわからない日が2週間ほど続きました。
【7月】
・月替りメニューは新作をお休みして、久しぶりのほうれん草カレー。
【8月】
・月替りメニュー
「たっぷり夏野菜と紀州うめどりの燻製カレー」
の発売。
・さぼてん食堂5周年感謝企画
「究極の殿堂入りカレー」
の販売を行いました。今まで試作を行い培ってきた集大成としてふさわしいカレーを作る事が出来ました。
【9月】
・丁稚が頑張りました!月替りメニュー
「お豆と豚のあいがけカレー」の発売。
弊店の丁稚が元祖エレクトロニカレーさん発信のYouTubeに出させて頂くという貴重な経験をし、お客様から沢山のお声をかけて貰う事が出来ました。
【10月】
・番頭が甲状腺癌で手術をしました。
今は前より元気です。
【11月】
色々とありました・・・
・月替りメニューは
「ほうれん草と牡蠣のキーマカレー」
牡蠣のキーマはさぼてん食堂の看板メニューである炙りチーズキーマカレーの出数を超える日も多々あり改めて人気の高さに驚きました。
丁稚が結婚しました。
丁稚は結婚した事で顔つきも変わり以前より頼もしく見えるようになりました。
・価格改定をおこないました。これが一番不安でしたが皆さまに受け入れていただけたようで、ホッといたしました。さらに美味しいカレー作りに奮起します。
【12月】
・月替りメニュー
「たっぷり野菜と燻製鴨のキーマカレー」
8月の5周年で出した燻製鴨のキーマカレーを更にブラッシュアップさせました。
毎月新しい月替りメニュー作りにおわれていますが、その経験がさぼてん食堂を前に進めていくのだと信じています。2020年はカレーの新たな可能性を求めて振り切ったカレーを作っていきますので、来年もさぼてん食堂をどうぞ宜しくお願いいたします。
2020年、最初の期間限定メニューは数量限定!!
肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂店主 森川です。2020年最初の月替わりカレーの発表をしたいと思います!
「甘エビのビスクとアサリのあいがけカレー」1290円(税込)
●今回は一日限定20皿の数量限定での御提供とさせて頂きます。
理由としては、ビスクカレーを作る為の仕込み時間が、通常のカレーの2倍近くかかってしまう為です。
甘エビをカリッカリになるまで炒め、ミキサーで粉砕し、香味野菜と共に煮込み、裏越しし、ようやくスープの元が取れます。このスープの元に、ソフリットや飴色玉葱を加え、焙煎したスパイスと共に煮込む事でビスクカレーがようやく完成します。
今回、仕込みの時間があまりにも長く、一度は販売をやめようかともスタッフと検討したのですが2020年の始まりにふさわしい出来栄えで、ボツにするには余りにも惜しかった為に、数量限定で販売する事としました。
濃厚な甘エビのビスクカレーとサラッとスパイシーなアサリカレーのあいがけを心ゆくまで、お楽しみ下さい。
(売切れの際はさぼてん食堂のツイッターにて告知致します)