2020年は牛の旨味にこだわりたいです。
肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の店主森川です。
寒さがいちだんと厳しくなってきておりますが、皆様体調はいかがでしょうか?
僕は体調が優れないなと感じた時は食事に生姜を取り入れ身体の中から温めるようにしています。生姜、ニンニク、唐辛子この3つのおかげで体調を崩す事もなく毎日カレーを作らせて頂いております。
さて、今回の話題は牛肉のカレーです。
世の中には美味しい食材は多々ありますが、僕は牛肉が大好きです。肉汁滴るステーキや炭火で焼いた焼肉や濃厚なコムタンスープはもうたまりません。
食べる度に
「その肉感や味わいをカレーで表現出来ないものか?」
と常々思っています。
例えばゲンコツや牛テールで深い味わいの出汁を取り、その出汁を使ってスープカレーにしたら・・・。どれだけ美味しいカレーになるかを想像するだけで、お腹がなります。
ゲンコツや牛テールから出汁を取る為には長時間煮込まなければなりません。血抜きをして、下茹でを行い余分な脂を落とし、とろ火で約6時間コトコトと煮込み続ける事で出汁は完成します。出汁を取るだけで6時間というのはかなり大変ですが、時間がかかる事を承知の上で、こだわりを突き詰めたら・・・。
今まで自分のカレーに対して漠然と感じていた、物足りなさを払拭出来るようなカレーを作りますのでご期待下さい。