さぼてん食堂のさぼってへんよ。

大阪肥後橋のカレー専門店さぼてん食堂のブログ

元番頭です、一時的に復帰しました。

大阪府は特別措置法に基づき4月14日0:00より5月6日まで民間施設に対して休業要請を決定しました。

休業要請の範囲に飲食店は含まれてはいませんが

「営業時間を午前5時から午後8時の間に限定し、酒類の提供については、午後7時まで」

と営業時間の短縮を要請されています。

さぼてん食堂はこの要請に基づき要請期間中は営業時間を1時間短縮し、ディナータイムを18:00から20:00までとする事で対応致しました。

 

 

改めまして、‭肥後橋のカレー専門店さぼてん食堂の元番頭です。

店主森川とは高校時代からのツレで付き合いはもう30年近くなります。6年前に大自然カレーを福岡から大阪に誘致してさぼてん食堂の立ち上げから参加しております。

昨年甲状腺癌を患い手術しました。その際に離脱する予定でしたが料理人としてのスキルは極上でも経営者としてはポンコツ過ぎる店主森川に諸々を引き継ぐのに時間がかかり、今年3月にやっと卒業させていただきました。ちなみに6年間、ほぼボランティアでした。

 

 

今回の新型コロナ騒動で店主森川が毎日毎日毎日毎日電話をしてきまして、嫌々復帰しました。たぶん、またボランティアです。

僕は飲食店や治療院など、現金小商いの起業を複数回経験しております。事業規模が小商いに限定しますが裏方としては僕はめちゃくちゃ優秀だと自負しております。

 

さて、ここまでが前段です。

 

もし僕がさぼてん食堂の経営者なら店を閉業すると思います。さきほど複数回起業を経験していると書きましたが、閉業はそれ以上に経験しています。その経験から、今の社会状況とさぼてん食堂の資金力を考えると自分であれば閉業の一択です。

店主森川にもいったん閉業して復活するプランを提案しましたが店主森川は継続を選択しました。理由は全く理解出来ないですが、彼がそうすると言うのであればそうするしかありません。

 

緊急融資等、政府の緊急対策支援に申請は致しました。その結果と社会状況次第でさぼてん食堂の今後は決まります。他の飲食店さんの大半も今のさぼてん食堂と同じ状況だと思います。

 

こんな状況で、本日、休業要請が出ました。さぼてん食堂は1時間の営業短縮程度しか影響はありませんが、街全体が沈む事は間違いありません。

 

従ったからと言って何の補償もありません。

従わなくても罰則はありませんが、その際はさらにひたすらお願いをするそうです。

 

要するに従わざるを得ません。

 

「もう大丈夫、私が来た」

 

と、大見得をきりたいところですが、このような休業要請が常態化する未来を考えると正直自信がありません。防疫の観点から休業要請が必要なのはしっかりと理解していますが、強制力が曖昧なだけにホンマに効果あるのか元番頭としては疑念を抱いています。

 

さぼてん食堂はひたすら智恵と勇気を絞って足掻いて参りますので、皆さまにおきましては手洗い、マスク、3密厳禁で何卒ご自愛のほどよろしくお願い致します。

 

 

*以上は元番頭の考えでさぼてん食堂の総意ではありません。

 

 

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