さぼてん食堂のピクルスのレシピ(再掲)
さぼてん食堂のオニオンピクルスの作り方
「用意するもの」
○玉ねぎ中サイズ1個(約200g)
○酢 200cc
○砂糖 200g
○塩 20g
○ベイリーフ 3枚
○クミン 2g
○クローブ 1g
○ブラックペッパー 少々
○輪切り唐辛子 少々
○あの頃の思い出 お好みで
【1】
あの頃の思い出に浸りながら酢200ccと砂糖200gと塩20gを鍋に入れ、砂糖が溶けるまで煮てピクルス液を作ります(思い出に浸り過ぎて鍋を焦がさないように!)
【2】
ふと思い出したくない過去を振り切るようにピクルス液へ、ベイリーフを3枚、クミンを2g、グローブ1g、ブラックペッパー少々、輪切り唐辛子少々を切ない表情で優しくぶち込み、粗熱をとる間にFacebookでその思い出の人物名を検索します(同性同名の人もいるから慌てない、出ない場合はローマ字でも検索してみる。)
【3】
自分で検索しときながら得てしまったその人物の情報に複雑な感情を抱きながら玉ねぎ中サイズを一口サイズ程度にカットし、
「友達申請とかしたら驚くかな…」
と、申請する勇気が無い事を自覚しながらピクルス液に一晩漬け込みます(知らなくてよい事も世の中には多いから気を付けて!)
【4】
甘酸っぱい味とスパイスの清々しさを感じながらお召しがり下さい。
さぼてん食堂の番頭、カレーふらり旅・その3
こんにちは、肥後橋のカレー専門店さぼてん食堂です。
年末年始にかけて東京に行っておりまして
さぼてん食堂の番頭、カレーふらり旅・その1 - なんもしとうない
さぼてん食堂の番頭、カレーふらり旅・その2 - なんもしとうない
と、2つほど個人アカウントでエントリーしてました。
即座に3つ目をエントリーすべきである事は分かっていたのですが「正月ボケ」という風土病に冒されてしまい、なんとのう後回しにしてしまいました。そもそもグルメブロガーではないので僕がグルメブログをエントリーしたとて皆様にご満足いただける文章などお届けする事など出来やしないので
「心技体が満ちた時に」
と、思っておりましたが
「ツイッターで茄子おやじさんのカレー行かれましたよね」
的なお問い合わせがございまして、観念した次第でございます。
さて、その「茄子おやじ」さんですが演劇志望の人々の街、下北沢にございます。
番頭が若かりし頃にリビドーを燃やした彼女が住んでいた街ですので勝手知ったるなんとやらと思っておりましたが、数十年振りに降りたった下北沢は脳裏に浮かぶやや薄暗い素っ頓狂なサブカル的なズレたオシャレの街では無くなっておりました。
んまあ、おシャンティ。
誰もゲタとか雪駄を履いてない。
懐かしさのあまり、記憶を辿りうろうろとしてリビドー彼女のマンションまですんなりと辿りついてしまい
「思いかえせば綺麗な子だったなあ」
と、男性特有の別フォルダーに記録したメモリーを引っ張りだして感慨にふけってしまいました。
そんな脱線を繰り返しながら
僕は60歩でした。
辿り着きました。
この外観、隅々まで好きな感じです。ほんまに憧れる。落ち着いたオシャレというか、大人なオシャレ。こんな文化はさぼてん食堂の誰にもありません。
こういうタイルと木のツートンなカウンター好きなんです。もしまかり間違ってさぼてん食堂が押しも押されぬ名店になって、店舗増やす時に予算があれば、さぼてん食堂もこんなんにしたい。
フォント、やべえ。
メニュー表のバランスが素敵にも程がある。個人的にこうゆう手書き風フォントが好き。手書きなのかもしれないけれど。
今回は全部入りにしました、文字通り全部入っていました。お味の方は欧風カレーのスパイスカレー寄りといった感じで、さぼてん食堂の方向性となんとなく似ている気がします。ただ、粘性とスパイスのバランスとが茄子おやじさんの方が圧倒的によく、店主森川に本当に食べて欲しいと思いました。
「美味しいと安心の調和」
と書いたらなんじゃそら、て、なるかもしれませんが、毎日食べたくなるようなお味でした。
スプーンが微妙に重くてこれも素敵でした。僕的にスプーンて、いわゆる丼系のお店では下手したら器より重要なんじゃないかと思っています。カレーが食べやすいスプーンとかありますがそういうのではなくて。お皿を口にはしないけれどスプーンは口にします。ビールやウイスキーなどのお酒もグラスの縁の厚みや素材で味が変わるように、スプーンも影響するんじゃないかなあと。茄子おやじさんのスプーンは茄子おやじさんのお店の雰囲気とお味にドンピシャなので、美味しいと安心の調和のイメージを僕が抱いたのかもしれません。
あと、お店の音楽の音が素敵でした。
音楽や音響設備はド素人なので感覚でしかないですが、もうちょいここに居たいと思わせる空間でした。
なので、珈琲飲みました。
これも、超美味い。
なんと申しますか、お店の雰囲気やメニューやスタッフの方の佇まいが僕の嗜好にドンピシャ過ぎてヤバかったです。僕はオシャレには疎く、そこらへんに興味はあれどそこに興味を持つのがダサいと勘違いしておっさんになってしまった人間なので、こういう場所にくると自分の不足しているプリズムなコンプレックスが昇華されるような気がするのです。
「何を書いているんだ、番頭」
と、お思いでしょう、僕も何書いてんだかわかりません。カレーも美味しい、雰囲気も良い、珈琲も旨い。
と、書いていたらまた行きたくなったお店です。
はい。
北沢カレー食堂 茄子おやじ
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5丁目36−8 アルファビル 1F
03-3411-7035
https://goo.gl/maps/o9w8ULFEAJx
【PS】
恋の記憶は男性は別フォルダーに個別でメモリー、女性は上書き保存と言われておりますが、僕はHDにも保存する派です。
久しぶりの関目のワッカさん。
こんにちは、肥後橋のカレー専門店さぼてん食堂の番頭です。
あと354日でお正月ですね。
窮鼠猫を噛むと申しますか、光陰矢の如しと申しますか、千里の道も一歩から、そんな心持ちで新しいブログでごちゃごちゃとやって参りたいと思っております。
さて
新年一発目のカレーは関目のワッカさんと決めていたはずなのですが年末年始の東京遠征を終えた気の緩みか、先んじてうっかりとインディアンカレーを食べてしまいまして、微妙にしまりのないブログタイトルとなっています。
だとしても
「そんな細けえ事はどうてもいいんやで」
的な関目のワッカさんのカレーをグイグイとご紹介致します。
どうですか?
見た感じ、一瞬韓国料理か豚骨ラーメンを想起させるビジュアルですがしっかりとスープカレーです。
具材がルーロースペアリブ、種鶏とあご出汁の炊き込みご飯、半熟卵、合挽き辛口キーマとありますが、気のせいなのかレアアイテムなのか韓国モチのトックが入っていました。それについて聞こうと思っていたのですが、雑談に花が咲いてしまい聞かずじまいです。
味わいは流石関目のワッカさん、油断するとスープだけ飲みきってしまいかねないクオリティです。以前に書いたブログ関目のワッカさん。 - なんもしとうないでも触れておりますが、関目のワッカさんはスープとかカレーソースが本当にうまい。
美味いし上手いし旨い。
こればっかりは召し上がっていただけないと伝わりにくいと思うのですが、口腔内に旨味が広がって、サッとひくのです。サッとひくからまた飲むのですね、するとまたサッとひくからまた飲む。
スープ無くなる
今回もスープから先にほぼ飲み終え、ひき肉のコリコリ感やルーロースペアリブの異国な風味を堪能しました。
浴びたい。なんかの拍子で空から降ってこないかなとか。したらば「ショーシャンクの空に」のポスターみたいに浴びながら飲めるのに。もし神さまが突然現れ
「君が小学校2年生の時に助けたアメンボウからのオーダーで望みを一つだけ叶えてやろう」
とか言われたら、悩みに悩むほどに美味しいのです。
まだ未踏の方は是非一度関目のワッカさんに足をお運びいただきたいと思います。
wacca
〒536-0008 大阪府大阪市城東区関目3丁目3−16
06-7708-1546
https://goo.gl/maps/kxVjfnxX1y22