来月の期間限定メニューの途中経過です。
こんにちは!肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の丁稚です。
2月にご提供させて頂きました
「お豆とローストビーフのカレー」 - さぼてん食堂のさぼってへんよ。
第2弾が来月5月に期間限定で発売予定です。
第2弾のテーマは
「スパイシー」
「豆を使ったカレー」
「旨辛」
この3つに沿って作っていこうと考えております。
前回の期間限定メニューを召し上がって頂いたお客様のアンケートに
『味が薄い』
『スパイスの香りがもっと欲しい』
等のご意見があり、それならばよりスパイシーでガツンと味の強いスパイスカレーを作ろうと思ったのが理由です。
ただ大きな問題がありまして、テーマが決まったのは良いのですが、肝心のカレーソース作りに苦戦しています。
特に苦戦しているのがスパイスの扱い方、テンパリングがイメージ通りにいきません。
テンパリングはカレー作りの肝です。
ここで個性が出るといっても過言じゃないです。毎日毎日試作を行う度に不安と焦りで胸がいっぱいになります。
来月まで残す日にちは僅かですが、皆さんに喜んでもらえる美味しいカレーを作りたいと思います!
*写真は現時点での試作です。
反省と感謝とこれからと。
肥後橋のカレー店、さぼてん食堂の店主森川です。
昨日の名称変更の件で皆様から暖かいお言葉をもらって本当にくじけずにカレー屋続けてて良かったと心から感謝しています。それから色々と考えて、僕の気持ちみたいなものを伝えてみたいと思ったので凄く長いですが書きました。
僕はこれまでに誇れるような結果を残してきませんでした。なんとなく高校に入って、なんとなく大学に行って、なんとなく就職して、なんとなく脱サラしました。
福岡でお店をするときも最初はお茶漬け屋をやろうとしていました。それもこれといった勝算もなく誰もやってないからという理由でした。
それを高校の同級生に相談したら共通の友人だった「番頭に相談したら?」と言われました。
そこでなんとなく番頭に相談したらボロカスに言われました。
なんで地元鹿児島でやらんのだ?
なんでお茶漬け屋なんだ?
などなどです。
番頭は既に自分で色々な事業をしていて、なんとなく脱サラした僕に対してかなり憤っていました。
その時に
「うどん」「ラーメン」「カレー」
の三択と言われました。
僕はカレーが好きだったのでカレーで勝負しようと思いました。
福岡ではそれなりに有名なカレー屋になれました。けれどお店の厨房が小さくて働いても働いてもしんどいだけでした。その時に番頭に相談しました。
最初は福岡で移転先を探しましたが見つからなくて、番頭の勧めで大阪に来ました。
番頭はとにかく何かをする度に
「それをなぜやった?」
「なぜそれを選んだ?」
と理由を必ず聞いてきました。
最初は適当な理由をつけて返事していましたが、どんどん理由がなくなりました。その理由がなくなると同時にお店の売り上げもやばくなってきました。
ついにどうしようもないところまできかけた時に理由もなくなんとなくするとダメなんだという事がやっとわかりました。
その時に初めて番頭に色々な質問をしました。
番頭はお店に関しては
「美味しいだけではダメ」
だと言いました。
僕の人間性に関しては
「何の為に生きてるのかわからない」
と言いました。
番頭のモチベーションは
「威張れる場所がいっぱい欲しい」
というわけのわからないものでした。
その時にはじめて自分が何の為に生きてるのかわからなくなりました。
お店に関しては美味しいものを作って喜んでもらいたいという一心です。けど、その先の僕の目的がなかったです。
そうこうしていたら
「ぴあ欧風カレー部門」
で準グランプリをもらいました。まずびっくりしました。それと同じくらい感動しました。泣きました。高校大学就職脱サラの時にこれといった結果を何も出せてなかったので生まれて初めて親にも胸をはって自慢出来る事が出来ました。
これだ!と僕は思い、まずは欧風カレー部門でグランプリを取ろうと思いました。凄く色々と考えて、なぜそれをするのかという理由も凄く考えて試行錯誤を繰り返して翌々年に欧風カレー部門でグランプリをもらいました。
次は総合部門でグランプリを取る
と心に決めて頑張ってみましたがその翌年も欧風カレー部門でグランプリでした。
欧風カレー部門でグランプリでも充分ありがたいですし嬉しいのですが、どうしても総合が欲しいと番頭に愚痴をいうと
「ボクシングのチャンピオンが総合格闘技で勝つには組み技とかも勉強せな無理やで」
と言われ、そこで初めてスパイスカレーの勉強を真剣に始めました。最初はピンとこなかったのですが、牡蠣のカレーでみなさんに好評いただけたあたりからなんとなくスパイスカレーとはどんなものか?というのが掴めた気がしました。
それから、僕は少し油断をしてしまっていたと思います。
牛タンの試作の時に番頭が
「なんでスープカレーなん?」
と聞いてきました。
一瞬詰まりました。スパイスカレーを連続で作ってきたので目先を変えたくてスープカレーにしたのですが、その目先をなぜ変えたかったのかの理由を聞かれて答えられませんでした。
その油断が今回の名称変更に繋がったのだと反省しています。ぴあさんの究極のカレーの総合GPを意識し過ぎて少し焦ってしまっていました。
焦らずに自分の美味しいと思うカレー作りをしていきます。
これからもよろしくお願いいたします。
お客様にお詫びとご報告。
【お詫び】
4月1日よりご提供を開始致しました
「牛タンスープカレー」
についてご報告申し上げます。
ご提供の開始よりまだ数日ではございますが、お客様より
「スープカレーにしてはスープが少なく感じる」
とのお声を多数頂戴致しました。
昨晩、お客様のお声に関してのミーティングを行いましたところ、店主森川のスープカレーに関しての認識が不足している事が判明致しました。
対策といたしまして、容器の変更やスープの増量等を検討致しましたが、味のバランスなどを勘案致しましたところ
「提供を中止してはどうか?」
との意見も出ました。
しかし、弊店の期間限定メニューのコンプリートを目指されているお客様もいらっしゃいますのでご提供の中止も難しいと考え、お客様のお叱りを覚悟の上でメニュー名の変更を決定致します。
「牛タンスープカレー」旧名称
↓
「牛タンスパイスカレー」新名称
商品名の途中変更などあってはならない事である事は重々承知しておりますが、何卒お客様のご理解を賜りたいと存じ上げます。
引き続きさぼてん食堂をよろしくお願い致します。
丁稚です!ありがとうございました!
こんにちは!肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の丁稚です。
2月の期間限定メニュー
「お豆とローストビーフのカレー」 - さぼてん食堂のさぼってへんよ。
をご注文頂いたお客様、本当にありがとうございました!また、アンケートにご協力いただいたお客様、お時間をいただき、本当にありがとうございました!!
アンケートで
「野菜を中心としたカレーはお好きですか?」
との問いに
「好き」
と解答されたお客様がとても多く、予想外の結果だったので凄く驚きました!
さぼてん食堂はお肉を使ったカレーが人気ですので野菜を中心としたカレーを出すのは不安でしたが、お肉系以外のカレーも求められていると分かり勇気が出ました。
今回のアンケートで色々なヒントをいただいたので次回、また僕が期間限定メニューを出させていただく時は更にお客様に喜んでもらえるような
「野菜好きな僕が本当に食べたいカレー」
の、第ニ弾を作りたいと思います!
話は変わりますが先日、実家福井より母と農業を営む友人の方々4人がさぼてん食堂に来店しました。
「みんなお母さんの作った緑豆を美味しいと言ってくれているよ」
と伝えますと、とても嬉しそうに喜んでいました。
これまで色々と心配をかけっぱなしだったのでこういった形で母に親孝行出来てよかったと本当に思いました。それもひとえに僕の初舞台となる二月の期間限定カレーをお召し上がりいただいたお客様のお陰です。
これからも、もっともっとカレーの勉強に励み、美味しいカレーをご提案出来る様日々精進していきますので宜しくお願い致します!(丁稚)
来月の期間限定メニューはふたたび登場の牡蠣!!
肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の店主森川です。来月の月替わりカレーの告知が遅くなり申し訳ありません。
3/1(金)〜3/30(土)の期間限定メニューは
「ほうれん草と牡蠣のキーマカレー」
1090円(税込) を再び販売致します!
ほうれん草と牡蠣のキーマカレー1月5日〜1月31日限定#さぼてん食堂#肥後橋#カレー#期間限定メニュー#総合GPへの道
牡蠣のシーズンもいよいよ大詰め、次回のシーズンまで待てないと言うお客様の声にお答えしての最終販売です!!
まだお召し上がりになっていないお客様には是非一度お試し頂きたいと思います。
来月まで今しばらくお待ちくださいませ^
期間限定メニューの改善報告です!!
こんにちは!肥後橋のカレー専門店「さぼてん食堂」の丁稚です
2月の期間限定メニュー
【お豆とローストビーフのカレー】
はもうお召し上がりいただけましたでしょうか?
今回期間限定メニューを任せていただいた事で、カレーを一から作り出すという事がとても難しいものだと痛感し、僕が知らないカレーの世界がさらに大きく広がりました。
自分らしさはまだまだ確立出来ていませんが、経験を積み重ね、自分らしさを表現した上で美味しいカレーを作れる様に日々精進したいと思っております。
今回、期間限定メニューを召し上がって頂いたお客様にアンケートにご協力頂いております。
アンケートを拝見しますと
「さぼてん食堂には今まで無かったカレー」
「野菜中心のカレーも好き」
とのお声をいただき、今のレギュラーメニューは肉系で濃い目のものが多いので真逆のあっさりヘルシー系のものは受け入れられないと不安に思っておりましたが、概ね受け入れていただけたようで安心しました。
あと、ローストビーフが大きく食べずらいと多数の方から御意見を頂きました。
早速ですが、ローストビーフの量はそのまま、カットを大判サイズから、スプーンサイズ程度に小さくし、より食べ易くモデルチェンジを行いました。
一見減ったように見えますが量は同じですのでご了承下さい!
色々なご意見をいただき不安に思う事もありますが、これからも僕の思う美味しいを追求していきますので応援よろしくお願い致します!
【PS】
アンケートで、とてもたくさんのお客様から貴重なご意見ご感想を頂き、本当に感謝しております。
皆さまの貴重なご意見を元に次回作に反映出来るよう頑張ります!
本日より「お豆とローストビーフのカレー」始まります!
こんにちは、肥後橋のカレー店さぼてん食堂の番頭です。
本日2月1日より丁稚坂川の
「お豆とローストビーフのカレー」
の御提供が始まります。
価格は丁稚坂川の人生初のカレーを記念致しまして、990円(税込)でございます。
愚直の塊、店主森川の後継者として素直の塊の丁稚坂川の苦心作です。
「お豆とローストビーフのカレー」 - さぼてん食堂のさぼってへんよ。
正直申しますと、番頭的にはカレーとしての辛さが物足りません。丁稚本人もその辛さの「質感」についてとても悩んでおりました。
しかし、その辛さの「質感」が従来のカレーの辛さと異質なものである故に、野菜、特に緑豆の風味が際立っております。
豆のカレーは決して珍しいものではありませんが、従来のお豆を使用したカレーとは全く異なるベクトルのお豆のカレーであると番頭は思っております。
弊店の店主森川、丁稚坂川共に天才肌でもアーティスト肌でもなく、凡人が試行回数をひたすら重ね続ける事でたどり着いた味ですので目がさめるような美味しさや革新的なお味ではありません。しかし、それだからこそ、馴染みやすく親しみやすいお味になっていると番頭は確信しております。
丁稚坂川の人生初のカレーです。
まかり間違えて某タイヤブランドさんのアレに取り上げられたりする可能性もゼロではありません。
可能性の青田買い、丁稚渾身の
「お豆とローストビーフのカレー」
是非よろしくお願い致します。
【PS】
お召し上がりのお客様に簡単なアンケートをお願いしております。ご協力よろしくお願い致します。