来月の期間限定メニューはふたたび登場の牡蠣!!
肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の店主森川です。来月の月替わりカレーの告知が遅くなり申し訳ありません。
3/1(金)〜3/30(土)の期間限定メニューは
「ほうれん草と牡蠣のキーマカレー」
1090円(税込) を再び販売致します!
ほうれん草と牡蠣のキーマカレー1月5日〜1月31日限定#さぼてん食堂#肥後橋#カレー#期間限定メニュー#総合GPへの道
牡蠣のシーズンもいよいよ大詰め、次回のシーズンまで待てないと言うお客様の声にお答えしての最終販売です!!
まだお召し上がりになっていないお客様には是非一度お試し頂きたいと思います。
来月まで今しばらくお待ちくださいませ^
期間限定メニューの改善報告です!!
こんにちは!肥後橋のカレー専門店「さぼてん食堂」の丁稚です
2月の期間限定メニュー
【お豆とローストビーフのカレー】
はもうお召し上がりいただけましたでしょうか?
今回期間限定メニューを任せていただいた事で、カレーを一から作り出すという事がとても難しいものだと痛感し、僕が知らないカレーの世界がさらに大きく広がりました。
自分らしさはまだまだ確立出来ていませんが、経験を積み重ね、自分らしさを表現した上で美味しいカレーを作れる様に日々精進したいと思っております。
今回、期間限定メニューを召し上がって頂いたお客様にアンケートにご協力頂いております。
アンケートを拝見しますと
「さぼてん食堂には今まで無かったカレー」
「野菜中心のカレーも好き」
とのお声をいただき、今のレギュラーメニューは肉系で濃い目のものが多いので真逆のあっさりヘルシー系のものは受け入れられないと不安に思っておりましたが、概ね受け入れていただけたようで安心しました。
あと、ローストビーフが大きく食べずらいと多数の方から御意見を頂きました。
早速ですが、ローストビーフの量はそのまま、カットを大判サイズから、スプーンサイズ程度に小さくし、より食べ易くモデルチェンジを行いました。
一見減ったように見えますが量は同じですのでご了承下さい!
色々なご意見をいただき不安に思う事もありますが、これからも僕の思う美味しいを追求していきますので応援よろしくお願い致します!
【PS】
アンケートで、とてもたくさんのお客様から貴重なご意見ご感想を頂き、本当に感謝しております。
皆さまの貴重なご意見を元に次回作に反映出来るよう頑張ります!
本日より「お豆とローストビーフのカレー」始まります!
こんにちは、肥後橋のカレー店さぼてん食堂の番頭です。
本日2月1日より丁稚坂川の
「お豆とローストビーフのカレー」
の御提供が始まります。
価格は丁稚坂川の人生初のカレーを記念致しまして、990円(税込)でございます。
愚直の塊、店主森川の後継者として素直の塊の丁稚坂川の苦心作です。
「お豆とローストビーフのカレー」 - さぼてん食堂のさぼってへんよ。
正直申しますと、番頭的にはカレーとしての辛さが物足りません。丁稚本人もその辛さの「質感」についてとても悩んでおりました。
しかし、その辛さの「質感」が従来のカレーの辛さと異質なものである故に、野菜、特に緑豆の風味が際立っております。
豆のカレーは決して珍しいものではありませんが、従来のお豆を使用したカレーとは全く異なるベクトルのお豆のカレーであると番頭は思っております。
弊店の店主森川、丁稚坂川共に天才肌でもアーティスト肌でもなく、凡人が試行回数をひたすら重ね続ける事でたどり着いた味ですので目がさめるような美味しさや革新的なお味ではありません。しかし、それだからこそ、馴染みやすく親しみやすいお味になっていると番頭は確信しております。
丁稚坂川の人生初のカレーです。
まかり間違えて某タイヤブランドさんのアレに取り上げられたりする可能性もゼロではありません。
可能性の青田買い、丁稚渾身の
「お豆とローストビーフのカレー」
是非よろしくお願い致します。
【PS】
お召し上がりのお客様に簡単なアンケートをお願いしております。ご協力よろしくお願い致します。
「お豆とローストビーフのカレー」
こんにちは!肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の丁稚です。
やっと…やっとの思いで完成しました!!
2月1日(金)から2月28日(木)の期間限定メニュー
「お豆とローストビーフのカレー」
遂に発表する日が来ました!
1月18日に一度、さぼてん食堂のブログで僕が作る2月限定メニューの告知をさせて頂きました。
二月の限定メニューはなんと、丁稚が!! - さぼてん食堂のさぼってへんよ。
あれから何度も変更を繰り返し、試作に試作を重ね、もうこれ以上考えつかないというくらい試作し尽くしてようやく完成する事ができました!
緑豆の旨味を最大限に生かす為にどうしたらよいかを考え、ペーストにしてみたり、潰してみたり、粉末にしたり、はたまた揚げてみたりと様々な方法を試してみた結果、緑豆を潰し豆のエキスをカレーに溶かしこむ事で、実家で作った有機野菜の豆本来の強い味が隅々までソース全体に味が行き届き今まで食べた事のない程の風味に溢れ豆感溢れるカレーが完成しました!
一番悩んだのは
『緑豆を潰す』
という工程でした。
有機栽培は本当に手間がかかります。
種豆を土に植え、芽が出れば強風から芽を守る為、土をかけて補強したり、雑草が生えれば豆の育ちが遅くなるので、その雑草を一日たりとも休むことなく鎌で必死に刈り続けなければ美味しい豆にはならないのです。
そうして豆を収穫し、乾燥させ、一つ一つ手作業で殻から豆を取り出し、やっとの思いで緑豆が完成するその作業をしている母の姿を見てきているのでかなり心苦しかったからです。
それを店長に相談したら
「坂川のお母さんの作った緑豆の美味しさを最大限に引き出すのに必要なんだから、それは悪い事をしてる訳ではなく良い事をしてるんだよ」
と言われ
「母が育てた緑豆を僕が1番美味しく料理する事が正しい姿ではないのか?」
と、思い、母への感謝をカレーに込めて作りました。
僕の初作品となる2月の期間限定メニュー
「お豆とローストビーフのカレー」
是非お召し上がり下さい!
【PS】
カレーブロガーのハラデリックさん。
スープカレーなっぱさん。
お二方にアドバイス頂きました。
本当に感謝です!
ありがとうございました!
二月の限定メニューはなんと、丁稚が!!
こんにちは!肥後橋のカレー専門店、さぼてん食堂の丁稚です。
去年の5月からさぼてん食堂で本格的なカレー修行に入り、少しでも早くカレーというものに触れようと自分なりに行動に起こしました。
色々な方からお話を聞いてそのレシピでスパイスカレーを作ってみたり、阪急さんで実施された「カレーとカレーのためのうつわ展」を見にいったり、大阪で有名なカレー屋さんをいくつも食べに行ったりなど
僕の美味しいとはこうだ!
というカレーを作りたく、カレー文化に触れまくりました。
そしてやっと
「これなら!」
というカレーが形にまとまったので、店長にその出来上がった自分のカレーを食べてもらい、何度も何度も何度も何度も何度もテストを受け
「次回の新作はやらせて下さい!」
とお願いし続けた結果
「よし」
と許可が下りました!
ですので2月の新作は、ぼく丁稚が初めて担当させて頂く事となりました。
そのカレーは
「お豆とローストビーフのカレー」
です。
名前はシンプルにそのままお伝え出来ればと思い命名しました。
テーマは
「野菜好きな僕が本当に食べたいカレー」
です。
僕がこのカレーを作ったのはうちの看板メニューがキーマカレーというのもあり、さぼてん食堂のイメージが
「荒々しい」
「肉肉しい」
「ワイルドなカレー」
だったので、さぼてん食堂であまりないテイストの野菜系のカレーを作ろうと考えたからです。
カレーソースの内容はゴボウをメインに、人参、玉ねぎ、トマト、ブロッコリー、セロリ、キャベツ等で出汁をとり、栄養満点な野菜とその味を感じとって頂けるヘルシーテイストものに仕上がりました。
ソースの次はトッピング。
トッピングも野菜を感じていただきたいけれど、ただ野菜をのせるだけではつまらないと思い、色々と試した結果僕が美味しいと感じたのが豆でした。
緑豆という品種のもので、今回の緑豆は噛めば噛むほど豆特有の甘みと旨みがしっかりと味もありカレーソースとのバランスがとれ、これでいこうと選びました。
この緑豆は、実家の福井の畑で作られたものです。
手前味噌になってしまいますが、母が丹精込めて育てた緑豆はどこのものより絶対美味いと思っています。
ここまでは良かったのですが、ここから苦戦しました。イメージしているコク感が出なかったからです。
さぼてん食堂の欧風カレーは、ルウに溶け込んでいるビーフの旨みや飴色タマネギの味の深さでバランスがとれているのですが、それを使わず作り上げているのでとても難航しました。
どうすれば美味しくバランスが取れるカレーが出来るのだろうと色々と試した結果、行き着いたものが、きな粉です。きな粉は実家の緑豆を炒り、それをきな粉にし、ルウに合わせる事で、香ばしい香りとコク感が足され全体的に優しい味わいに仕上りました!
本当は野菜だけで勝負したかったのですが、以前から試作していたローストビーフとお豆のカレーソースの相性が思いがけず良く、ローストビーフもトッピングする事にしました。ヘルシーに仕上げた脂の少ない牛モモ肉のローストビーフとカレーソースの味わいを楽しんでもらえると思います。
とにかく店長と違うカレーを作ろうと意識し今回の新作に辿り着きました。ヘルシーで美味しい一品に仕上がりましたので、是非二月の新作カレーにご期待ください!
※写真は試作の段階のものです。
番頭の「カレーふらり旅」番外編
こんにちは、肥後橋のカレー店さぼてん食堂の番頭です。
1月も半分を過ぎますと、もうすっかりと日常が戻って参ります。連休ではございましたが、やはりお正月休みと連休では街の雰囲気が全く違うので同じ連続する休みとはいえ、似て非なるものであると実感させます。
来たれ、毎月正月休み
さて、年末に大都会東京へ行っておりまして、
さぼてん食堂の番頭、カレーふらり旅・その3 - さぼてん食堂のさぼってへんよ。
的なエントリーを複数あげましたが、実は番頭、カレー以外にも色々と食べてるものがございます。
その一つが「新宿 アカシア」さんのロールキャベツシチューです。
僕はアカシアさんのロールキャベツを食べるまで、ロールキャベツもシチューも大嫌いでした。
てのは、実家のロールキャベツはトマトソースを使った酸っぱいロールキャベツで酸っぱいものが苦手な僕はそれが苦痛。シチューも全力母子家庭だった僕にとって、食卓に登場すると最低3日は毎食シチューだったのでやはり苦痛でした。
しかし、それをおくびにも出そうものなら今では児童相談所レベルのイベントが不可避でしたので
「おかあさん、美味しいね」
なんて、健気な子供的対応をしておりました。
今振り返れば、鍵っ子特有のひねくれた感性を突発的に披露する僕を高校3年生まで育てて下さったとても素敵なお母さんなので感謝こそすれ、恨みなどございません(絶賛存命中)。
で、そんな苦痛の象徴たるロールキャベツとシチューの話を当時お付き合いしていた彼女にポロッと話ましたところ
「貴様は本当のロールキャベツをまだ知らない」
と、某美味し◯ん坊の主人公テイストにいわれ、新宿アカシアさんに一緒に食べに行きました。
思春期を鹿児島で過ごした僕の当時の新宿と言えば、邪悪な大人が跳梁跋扈する伏魔殿的なイメージを僕は持っており、アルバイト先が新宿と書かれているだけで
「死地に赴く」
心持ちでした。
なので、飯を食いにそんな伏魔殿に行く事を選択した彼女はなんて剛の者なのだろうと普段より気持ちこましな装いで新宿へと向かいました。
はい、だらだらと長いですね。急ぎます。
で、彼女とそのロールキャベツシチューを食べたら、すごいうまい。酸っぱくないし、安い。今は850円ですが、当時は750円とかだったような気がします(なんとなく)。
店内の内装も普段僕が行くようなお店ではなく、洋食屋は洋食屋でも重厚な内装でお手頃な価格と相まって
「ちょっと背伸びした気分になれるけど、お財布に優しいお店で、且つ美味しい」
と、鹿児島から友人が来たり、少しイキりたい時に必ず行ったお店です。なんだかんだとグルメブログを装って、あれこれと過去の話を書いてしまいましたが、味をどう捉えるのかは食べた当時の環境や年齢で色々と変わると思います。若い時は苦手だった苦味が好きになったり、好んで食べなかったものを食べるようになったり、食事が変化するのではなく、食が変化していくのだと僕は思います。
青春時代の曲を聴くと当時を思い出すように、それを食べると当時を思い出すような食べ物。さぼてん食堂も、思い出のキーになるようなメニューを出せたらなあと思います。
新宿アカシアさんのロールキャベツシチュー、新宿へお立ち寄りの時は是非ご賞味下さい。
アカシア 新宿本店(acacia in Shinjuku)
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目22−10
03-3354-7511
https://goo.gl/maps/kd7itX8sgTC2
番頭はこう思っています(再掲・追記)
昨年の2018/6/30に旧ブログでエントリーしたブログです。追記は最後に記しております。
--------------------
深夜にこんばんは、肥後橋のさぼてん食堂の番頭でございます。
昨年に続き、今年もぴあ株式会社様の
「究極のカレー 欧風部門GP」
を頂戴致しました。
店主森川は究極のカレー総合GPに拘りを持っているようですが、個性の出しにくい欧風カレーでキラキラとした宝石箱のようなスパイスカレーの雰囲気を出すのはかなり難しく、もし本気で総合GPを目指すのであれば一から再構築するしかないと僕は思っています。
お叱りを承知で書かせていただきますと、スパイスカレーを作られている方を僕はアーティストだと思っています。感性の部分が重要で、インスピレーションを得る為に色々な文化と接触を持ち、その文化から得たものをカレーで表現したり再現したり、そんな風なイメージを持っています。
それに対し、店主森川は欧風カレーに直結する技術や情報などの習得や収集には熱心ですが、感性を必要とする部分は避けようとする傾向があります。高校時代からの彼を見ているのでよくわかるのですが、自分が好むフィールドであれば恐ろしい集中力と努力を発揮しますが、それ以外は完全に避けます。
例えば
総合格闘技は3系統の技術が必要です。
打撃の技術、投げる技術、関節技の技術。
この3系統が細分化されて色々なテクニックが存在するのですが、店主森川は打撃の技術の向上しか努力しません。本来であれば他の技術もバランスよく学んだ上で打撃に特化するのであれば対策も出来るのですが、打撃しかしない。
打撃オンリーの試合なら全然いいと思うんです。
でも総合格闘技に参戦するなら他の技術や文化も学び、それを表現する苦しみも味わわないと絶対勝てないと思うのです。
本気で
「総合GPを獲りたい」
ので、あれば
「分からないから時間がもったいない」
とか
「自分には感性が無い」
とか、言ってないで自分が触れた事の無い文化に突撃すべきだと思うんです。具体的な何かを得る事が出来ずとも、何かを絶対感じるはずなんです。少なくとも、美味しい不味い楽しい悲しい不愉快怖い気持ちいい痛いなどなど、感情や神経があるのだから、何かしら感じるはずなんです。
大阪には恐ろしいくらいの数のスパイスカレー屋さんがあります。そのうちの何件行ったんやと。
「総合GP獲りたい」
ってのは
「それやってから、口にしろよ」
と、言いたいのです。
今持っている技術だけでは総合GPなど絶対に無理なので、本気で総合GPを目指すのであれば、美味しいスパイスカレーを作れるようになるか、欧風のみに特化して
「欧風部門V10」
を達成できるだけの開発力をつけるか決めて欲しいのが僕の希望です。
なんだかんだと書いてはおりますが、そんな風に番頭は思っています。
はい。
【追伸】
推敲せずにアップしました。
【追記】
青くさい文章を最後までお読み下さりありがとうございます。裏方がでしゃばり過ぎるのは良くないのは重々承知なのですが、弊店の店主森川は自己表現が苦手でしてそこを補完するような作業を僕が行っております。最近の店主森川の新しい動きを見ると、やっと新しいさぼてん食堂の方向性を見つけ、それを期間限定メニューで表現しはじめたのだなあと感じています。
店主森川が目指すものをざっくりとは理解していますが、それにはさぼてん食堂をもっと有名にし、その意思を継ぐ者がいなければ難しいと思っています。その目指すものの為に店主森川、番頭共々礎となるよう新しい文化、新しい時代を吸収し、さらなる高みに上がれるよう努めて参りますので、応援よろしくお願い致します。